注意したい木造住宅について

耐震性をつくる、住まいの5大ポイント

住まいの耐震性は、主に以下の5つのポイントが複合的に相まって成り立っています。まずは、それぞれの項目について知っておきましょう。

地盤
住まいを支えるのが、地盤。この地盤がしっかりしていないと、耐震性に不安が残ります。
重量
住まいが重ければ重いほど、地震で受ける影響は大きくなります。
壁
住まいを支える壁の量や質は、耐震性に大きく影響します。
床
床に十分な強度がない場合、壁の耐震性にも影響が出てしまいます。
接合部分
柱や梁などに強度を持たせることで、地震に強い住まいとなります。

こんな木造住宅は注意!

 日本らしい趣のある木造住宅は、鉄筋コンクリート住宅に比べると耐震性に劣ります。特に以下のような木造住宅にお住まいの方は、ご注意ください。

※以下にご紹介しているものは、あくまでも一例です。以下に該当している木造住宅すべての耐震性に不安があるものではありません。

基礎に問題がある
基礎が腐っている、耐震性能が低い基礎(束石)になっているなど、基礎に問題がある場合は耐震性に不安が残ります。
壁に問題がある
壁は、住宅を支える大切な要素。壁が少ない、または弱すぎる場合には注意が必要です。また壁のバランスが悪いと、地震が起きたときに建物がねじれやすくなります。
柱や梁に問題がある
柱や梁などの接合部に接合金物が使われていない場合などは、耐震性に不安が残ります。
建物のバランスが悪い
1階より2階部分が飛び出している、1階に壁が少ない、重量がアンバランスなど、建物のバランスが悪い場合は、耐震性を見直してみましょう。

心配な場合は耐震診断を!