レスキュールームは、住まいの一部屋に鉄骨を組み込み、その部屋だけでなく家全体の耐震性を向上させる、まったく新しい耐震工法です。立て替えなしで既存の住宅にオーダーメイドで組み込めるため、引っ越しなどは不要。しかも、どんな間取りにも対応できるという優れものです。
施工前に必ず行うのが、綿密なシミュレーション。PCによる専門的なシミュレーションを行い、その建物の重心と剛心を割り出し、2点が近づくようにレスキュールームを設置するので、住まい全体の耐震性が向上するというわけです。
住宅の状態により一概に言うことはできませんが、目安としては耐震強度(※)1.0以上。これは震度7の地震がきても耐えられるという数値です。耐震強度0.4の住宅が、レスキュールームを設置することにより1.6という数値にまで達した事例もあります。
一番大きいメリットは、家全体にわたる大規模な工事をせずとも、耐震性を高められるということ。工期も7~10日くらいと短く、一時的な引っ越しも不要です。また費用も安く、家全体にわたる工事と比べると、約3分の1! 手軽に行えるということも手伝い、レスキュールームは多くの方から選ばれています。